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住宅購入の失敗しがちなポイントを抑えておきましょう

家族に鍵を出す女性

住宅購入は非常に大きな買い物です。単純な買い物でも極まれに不良品を取ってしまい、気づかずに購入してしまったけれど後から連絡して返品や交換をしてもらった、という経験がある方もいるかと思います。住宅ほどの大きな買い物にもそういった不備は絶対にないとは言えません。

そのために住宅購入の契約はいろいろな内容が含まれたりもしますし、他者の保証や補助を受けるなどということも珍しい話ではなく、それを一つの購入方法か下のが住宅財形という物です。これは住宅ローン会社が自社に融資を行っていたり、何かしらの関係がある会社に勤めている人に対して、自分の給与を毎月天引きする形でローンを支払ってもらうシステムで、当然個人ではなく会社がいわば保証人となるようなものなので、ローン会社としては非常に安心なシステムになりますし、利息をその分低くできるので利用者にもこの住宅財形は非常に有益なシステムと言えます。
しかし、ここに一つの大きな落とし穴があります。解約できるか解約できないかという話になった場合の問題です。

勿論、住宅を作った側や業者側に問題があったのならこれらの保証の話も自己負担を余儀なくされるという物ではなく、話し合いの余地があります。しかし住宅を作る前の段階の契約内容がここに大きくかかわってくることを、先によく知っておくのが失敗を避けるカギになります。

まずは購入前に事前に現地確認を行うことが重要です。これは契約内容を熟知するのと合わせて、その場所にある家、これから建てられる家がどういうリスクを負うことになるかを知ることで、契約内容にそのリスクの面が入っているかを知る重要な情報になります。例えば、住宅被害の代表例であるシロアリが住みやすい地域ではないかだとか、シロアリが出るような地域であればシロアリの被害に遭わない素材や設計を選ぶ必要があります。雨量が多いなら雨漏り対策も必要ですし、海が近ければ塩害やそれに伴う老朽化という問題も懸念されます。日本は特に地震大国ですので、その土地にどれくらいの耐震性で家を作るべきかとかもあれば、耐震性はクリアしていても耐熱性は十分かとか、塩害や老朽化からくる雨漏りや耐震・耐熱性の低下でどのくらいの年数の利用を見込めるのかといった情報は、現地確認をしてどの程度の気候条件なのかというのを知らなくては考えることもできない案件です。
これらの条件を自分でも一定量は理解して、必要な契約を結ばなくては、あとになって自分が契約から除外していた内容や、含まれていなかった内容のために自己負担なしでは解約できないという事態も考えられますし、ここで財形を利用していると会社同士の契約もあってさらにこの失敗での自己負担が大きくなってしまう、なんてこともあり得ます。